その1で紹介した2冊の聖者本に出会ったことで、
「この素晴らしい世界をもっと感じてみたい。」
「もっといろんな聖者の人の話が聞きたい。」と
私の聖者への想いはよりヒートアップするばかりでした。
そして、アマゾンで探している内に出会った本が
=愛という奇蹟―ニーム・カロリ・ババ物語= だったのでです。
また聖者の深い話や、教えが読めると思って楽しみに
開いたその本は対話集でも講話集でもありませんでした。
パラパラとページをめくるのですがなんのことやらさっぱりわかりません。
なんとこの本は彼(マハラジ)に出会った人々が
彼のことを思いのままに語った回想集だったのです。
人々は彼の言葉ではなく、彼の人となりの全てを愛していました。
よってこの本は知恵を得ようと、ところどころ拾い読みするのではなく、
始めの1ページ目から、マハラジに出会うための本だったのです。
私が気に入っていた聖者本の特徴は、思考を鎮めエゴ的な心の動きに気づき、
起こることのあるがままを受け入れることで真我の状態に達するという
心を静かに保つタイプのものでした。
しかし、マハラジは他の聖者とは一風変わっていました。
そんなマハラジを知っている人々が語る彼の逸話は
常識では考えられないほどの驚きと、心より愛おしいエピソード
に満ちあふれていました。
700項を超える分厚い本でありながら、読み終わってしまうのが惜しくて
わざと時間をかけて少しずつ読み進めたほどでしたから・・・(^_-)
マハラジは毛布一枚だけをまとい 決して人を諭したり
講話をしたりはしませんでした。
いつも無邪気な子供のようであり、また
真実のみを語り、奇跡をも起こす神の化身でもありました。
そして私がもっとも目を見張ったのは、彼の行動や態度です。
彼は決して静かなる聖者ではなかったのです。
時には罵声を上げて怒鳴り、また子供のように甘えたり
わ~わ~と声を上げて大泣きしたりと
感情というものを決して殺したりはしなかったのです。
しかし、私達と全く違う点は その感情的なドラマに対して
一切の執着がないということです。
もちろん巻き込まれず、ひきずられません。
まるでそういった現象を楽しんでいるかのようにも見えます。
大声で怒鳴った後 その人と大声で笑い合う
昼間はまるで年寄りのようにのっそり歩いたりしているのに
家に帰ると子供のように走り回る・・・・
どっちが本当のマハラジなのか、身近な人も分からないくらい
まさに「今この瞬間」に生きているお茶目で無邪気な聖者なのです
「物質化」どうも、こっそり行っています。
「テレポーテーション」これもやってるなと思える逸話が沢山。
相手の思念を読むことなどは朝飯前で、予言する、病気を治す、
奇跡を起こすなど、 また痩せていたり、太っていたり子供の姿だったり
と自由自在なのです。それでいて、何ら特別ではなく
人々と共にあることでこの世の世俗を存分に楽しんでいます。
「神が全てをなし給う」をまさに身を持って体現することで
人々の教えとなった聖者なんだと思います。
肉体を離れた時の年齢はわかっているけれど
いつ生まれたのかは定かではありません。
帰依者のひいおじいさんが「ワシが子供の時に会った
マハラジも今と変わらず年寄りだった」というような数々の証言から
普通に考えても300歳はゆうに超えているはずなのです。
(その時生きていた人の証言なのでその前は不明)
しかも、肉体を離れた後にも「マハラジに出会った」と言う人もいて
まるで一千歳を超えるヒマラヤの聖者のごとく
物質を超えた神なる存在で今もなお、どこかにいそうな気がします。
これは信じる信じないといったたぐいの本ではないので
もちろん、ただのマハラジを愛した人々の作り話。
と捉えてもいっこうに構わないと思うのです。
そんなことより、この本で語られているマハラジという
人そのものが大好きになってしまうこと請け合いで、
その逸話を聞くだけで癒されていく不思議な本でもあります。
本を読見終わった後、マハラジの毛布にくるまれて眠る夢を見ました。
とろけそうな愛でしかない優しい感覚で、ずっとこのままでいたいと
思いました。毛布でくるまれるハグに関しては本の逸話の中にあった出来事で
「いいなぁ」と思ったから見た夢だと思うのですが、
目が覚めてからのあまりにもはっきりした感覚にびっくりしました。
すると本の最後のページにこんな文章を見つけました。
「マハラジは風のように、誰のものでもありません。
肉体があったときのマハラジを全く知らない人でも
ヴィジョンや夢で彼と出会い、その存在を実感し、
呼びかけられるような気がすると語っています。
人々の琴線に触れるときのマハラジの力は、明らかに
物理的な接触を超えているのです。」
~人々が私のことを考えているとき私は彼らのところにいる~
あなたもマハラジという愛の化身の物語に出会って下さい。
きっと、世の中の幻想が溶け始め こんなにも 身近に真実というものが
あったのかと驚かれることと思います。
愛でしかない、二元性を超えた世界に感動をおぼえずにはいられない・・・
まさに本であって本でないマハラジからの贈り物をどうぞ受け取って下さい。
このような素晴らしい本に出会ってから もっともっと
聖者の世界が知りたくなりました。そしてようやくあまりにも有名なあの本!!
「あるがままに ラマナ・マハルシの教え」にたどり着きます。
その3に続く・・・
Mama sophie
何てステキな生き方なんでしょう。
ブログを読んでいるだけでもマハラジのすばらしさや愛の深さを感じ取ることができます。
とてつもなく大きな愛を感じずにいられません。
今この瞬間を生きること、今のありのままを生きることの深さを感じますね。
ステキだなあ。
投稿情報: Chiyo | 2010/07/24 08:27
Chiyoさん
実は私が一番好きな聖者がマハラジです。
彼の生き方や愛はとっても素晴らしいのですが
そのあまりにもかけ離れた世界は果てしなく遠く、
結局また、方法論的悟りを求めて、聖者本の旅は
続いていくのでした・・・つづく(^_^;)
というわけで、その3、その4と続きますので
お楽しみに~~~♪
投稿情報: ソフィーママ | 2010/07/26 13:15